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UK2012 summer part4, ジュリアナ先生のアフタヌンティーレッスン

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ロンドン到着翌日の午前中、ジュリアナ先生のアフタヌンティーレッスンに参加してきました。 ある意味、今回の旅行で一番楽しみにしてたのが、このお教室だったかも。

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想像通りの美しいヴィクトリアンハウスでのひとときは、夢のような時間でした。056.gif

というわけで、はじまり はじまり~♪





ジュリアナ先生のお宅は、ロンドンの北西部にあるSt. John’s Wood(セント・ジョンズ・ウッド)駅から徒歩すぐの場所にあります。 ビートルズで有名なアビーロードも徒歩数分です。 (個人のお宅の情報を載せるのはどうだろう…と思いましたが、先生のホームページにも掲載されている情報なので記載しますね)

真っ白な壁に真っ赤なドアが目印です。 お庭の少々ぼさぼさっとしたグリーンも、典型的なイギリスのガーデニングという感じがして落ち着きます。

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普段は時間ギリギリな行動が多い私ですが、さすがにこの時は20分以上前に到着。 何せ方向音痴なので、道に迷って遅刻なんてしたら大変です。。 でも全然問題無し! 先生から教えて頂いたとおりに歩いたら、すぐに到着しました☆

あまり早く着いても申し訳無いので、一旦駅に戻ってマップでバスの路線図などをチェックし、頃合いを見計らって先生のお宅のドアをノックしました。

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先生のお宅は物凄く広いというわけじゃないのですが (…と言っても普通の日本の家に比べたらずっと広いです!)、とにかくどこを見てもオシャレ! ちなみに建物はビクトリア時代の1860年代に建てられたものだそうです。 お庭に咲いていた薔薇も、とても古いもので由緒あるものなのだとか。

建物の中に入った途端、イギリスの家の匂いがして、それだけで懐かしい気持ちに浸ってしまいました。

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この日の生徒さんは3人。(普段はもっと生徒さんが多いそうなので、今回はラッキー!) 参加していたのは私の他に50代ぐらいの日本人の奥様方で、お2人共、お子さんがロンドンに駐在なさっているので遊びに来られたついでにレッスンに参加なさったそうです。

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奥様方は英語はほとんどNGなようでしたが、レッスンにはロンドン在住の日本人アシスタントさん(キョウコさんという方) が付いてくださり、適宜通訳もしてくださったので全く問題無しでした。 私は事前に知らされていなかったので、ビックリ! 余談ですが、キョウコさんのさばけた感じの話し方、個人的にとっても好きでした。

ちなみに、私はジュリアナ先生のHPを見て直接先生にメールしてレッスンを申し込んだのですが、奥様方に伺ったら、H.I.S.ロンドン支店さんで申し込みしたそうです。 以前はマイバスでも受付してたらしい、というのはネット検索で知っていたのですが、H.I.S.でも受け付けてたんですね~。

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さて。 全員揃ったところで、「レッスン中は時間が無いので写真は撮らないでください。 全部お料理が出来た後、写真を撮る時間を差し上げます」 と説明がありました。 この辺の説明もとってもクリアで良かったです。

そして、お料理に入る前にお家の中を案内して頂きました。

「ここの壁をぶち破って広くしたんですよ」 とか 「この柱のデザインは典型的なヴィクトリアン時代のもので…」 などなどの説明を聞かせて頂き、インテリアなどに興味がある私としてはそれだけで十分元を取った(?)気持ちになっちゃいました。 先生が自分の家を愛して大切にしている、というのがひしひしと伝わってきて、それも良かったなぁ。

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ジャン! こちらがジュリアナ先生です。 ↓

先生が 「お部屋の写真やレッスン風景は、ホームページのphotos&pressのページからダウンロードしてくださいね」 とおっしゃっていたので、早速ダウンロードさせて頂きました☆ とってもキレイなマダムでしょ?^^ 絶対にアッパークラスなお育ちの方だと思うのですが、気取ったところが無くてフレンドリーで、とにかく素敵な方でした。

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下の写真もHPからダウンロードさせて頂いたもの。 このお部屋も見学させてもらったのですが、こんなピンクで可愛らしいお部屋で生活している人が本当にいるんだ~ と思わず溜息が出てしまった程。 ジュリアナ先生はピンクマニアなんだそうです!

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もういっちょ、こちらもHPからダウンロードさせて頂きました。↓
当然のことながら、写ってるのは私ではありません。(念のため…) ^^;

レッスンは、このオシャレなキッチンで行われます。エプロンは貸して頂けるのでご心配なく! 主に先生がお料理をしてくださり、私達は要所要所でこねたり型を取ったり、お手伝いする感じでした。 分かりやすい英語で話してくださるので、理解出来なかった部分は全くありませんでした。 仮に分からなくても、アシスタントのキョウコさんが絶妙のタイミングで説明を入れてくれるので大丈夫ですよ☆

「コネコネ~」「サクサク~」 なんて日本語の擬態語も駆使しながら教えてくれる、オチャメな先生です。

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皆で楽しくお料理をした後は、ダイニングルームでの試食会のはじまり~ 016.gif
ここで自由に写真を撮る時間を設けてくださるので、奥様方と一緒に張り切って(?)撮影をしました。


「簡単なサンドイッチでも、プレゼンテーションをオシャレにするだけでパーティー仕様になる」 と先生。
ほんと、限られた時間で準備して人をお招きする場合など、参考になりそうです。

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レッスンでは習いませんでしたが、イギリスを代表するスイーツ 「ヴィクトリアケーキ」 を先生が焼いておいてくださいました。 せっかくなのでたくさん食べたかったけれど、甘いものづくしなので… 少しだけ切って頂きました。 素朴な味わいで懐かしい雰囲気のケーキでした♪

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下の写真の3段プレートのうち、一番下のショートブレッドを作りました。 正直、ショートブレッドで今まで一度も美味しいと思った事が無かったのですが、さすがに自分達で作ったのは美味しかった! というか、これは温かいうちに食べるのが秘訣かもしれません。

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先生と一緒に作ったスコーンも焼き上がってきました☆ 一緒にいた奥様が 「スコーンっていうよりパンみたいな味やわぁ」 とおっしゃってたけど、ほんと、パンみたいな食感でした。 色んなタイプのスコーンがあるんですね~。 サイズも普通のスコーンよりかなり小さめでした。

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ちなみに、私はスコーンを食べる時は横半分にスライスして中にクロテットクリームやジャムを挟み、サンドイッチ状に挟んで食べていたのですが、先生曰く 「食べづらいから、半分に切ったらそのまま別々に食べた方が簡単でいいわよ」 とのことでした。 この辺は個人の好みかな? アフタヌンティーに厳しいマナーは無いので、各々楽しく食べられる方法で食べたらいいんだと思います♪

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こちらがクロテッドクリーム。 甘さ控えめでとってもマイルドなお味。 やっぱりスコーンにはこれが無きゃ♪

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食器やカトラリーなど、ついつい自分の好きなものに目がいってしまいます…

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「私もシルバーのカトラリーを持っているのですが、すぐ変色してしまうので普段は布に包んで保管してあるんです。 どうやったらそんなにピカピカに維持できるんですか?」 と聞いたら、「昨日一所懸命磨いたの!」 と笑われました。 そっか~、ちょっとホッ。003.gif

先生に伺ったら、やはりシルバー製品はシルバー磨き剤で磨く…これが一番のようです。

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お菓子と一緒に飲む紅茶は2種類。 レッスン中に色んな紅茶を見せてもらい、グループ皆で2種類をピックアップしておきました。

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もう、カップがどれも可愛らし過ぎる!!056.gif

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私、こういうタイプの花柄は少々食傷気味といいますか、自分が実際に所持したいかと言われると 「う~~~ん、、、」 なんですが、こうやってヴィクトリアンハウスのお宅で見ると とってもステキで、思わず目がハートになってしまいました。

ここに写ってるロイヤル・アルバートの薔薇柄の食器(オールドカントリーローズ)などは、私も2001年のイギリス留学中にストーク・オン・トレントであれこれ買ったのですが (アウトレットでタダみたいに安かったので)、見ているうちに食傷気味になってしまい、結局ステイ先に置いてきちゃいましたし…

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でも、こうやって先生のお宅で見ていたら、花柄も とっても魅力的に見えてきてしまいました。 これ、やはり 「トータルコーディネート」 の成せるワザでありましょう。 このお宅に置いてあるからステキなんだろうな~

このトレイに乗っていたカップ&ソーサーはそれぞれ2客ずつしか無かったのですが、ワザとそうやって集めているみたいでした。 「バラバラの食器でも、『花柄』 とか 『ゴールド&ホワイト』 みたいにテーマを決めて集めれば統一感が出る」 とジュリアナ先生はおっしゃってたけど、本当にそうですね。 その方が色んな柄を集めて楽しめるし、いいかもしれません。

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先生曰く、こういった食器は決して高いものではなく、アンティークショップやポートベローのような蚤の市で買うことが多いそうですが、そういう風に古いものに価値を見出して大切にするところがいかにもイギリス的で、とても参考になりました。

例えば誰かのお宅にお邪魔した時、高級な食器で出して頂くと本当に嬉しい一方、「もし欠けちゃったりしたらどうしよう…」 と少し不安になることもありますよね。 ナイフでガシャ!としちゃったらどうしよう~とか。 でも、先生のお宅にあったような食器なら、ステキなのはもちろん、(お値段的に)お客さんも緊張しなくて済むのでとっても良いな、と思いました。

先生は 「おもてなしの心」 についても色々話してくださったけど、私的には物凄く同感な事ばかりでした。 「相手を緊張させない、リラックスさせるおもてなし」 が自然に出来るようになったら素敵ですよね♪

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間近に迫った引越しを前に断捨離決行中の私ですが、最近の口癖は、「物にはやっぱり『物語』が無いと」 なんです。 物って値段の安い高いに関わらず、何か思い出や思い入れが無いと 簡単にゴミ箱行きになってしまうんですよね…

その点、このお宅にある物はどれも その物たちが背後にあるストーリーを語り出してくれるような、暖かい雰囲気に包まれていました。 私も買うものを厳選して、自分の周りには本当に思い入れのあるものだけを、末永く大切に置いておくよう心掛けよう…なんて自然と思っちゃいましたもん。

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ジュリアナ先生は本も出してますが、お教室で買うことも可能です。 定価15ポンドのところを、お教室では12ポンドで分けて頂ける上に、先生がサインも入れてくれますよ~(一緒に記念写真も♪) 私も欲しかったのですが、まだまだ街歩きをしなければならなかったため、断念しました。 ゴメンナサイ。。

トワイニングの社長さんにもインタビューをしたりして、書き上げた本だそうです。 中味を見せていただきましたが、写真は少なめだったかな。 お菓子のレシピやアフタヌンティーにまつわるストーリーなど色々載っています。

Afternoon Tea at Home Made Simple

Giuliana Orme / Canonbury Publishing Ltd





ジュリアナ先生のアフタヌンティーレッスンは、想像以上にとっても楽しかったです。 056.gif

正直、紅茶教室やお菓子教室だったら日本でいくらでも行く事が出来ますし、多分そっちの方が分かりやすかったり口に合ったりもすると思うのですが、今回参加しようと思った理由は やはり 「イギリス人のご家庭で教えて頂けるから」。

こういうものって、お味はもちろんですが、何より 「雰囲気」 が大切だと思うんですよね。 例えば、お抹茶と和菓子は やはり茶室で頂くのが一番美味しく感じられるというのと一緒で、アフタヌンティーを習うなら それに合った雰囲気の場所でするのが一番かな、と。 そういう点で、今回は100点満点! 大満足でした。

とにかくとっても楽しかったので、もし同じようなお教室があれば、ぜひまた参加したいです。 いや、お教室もいいけど、実際に色んなティールームを訪ね歩くのも大事な勉強ですよね。



というわけで、私のアフタヌンティー探求はまだまだ続く… (というか、始まったばかり…) 063.gif



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最後に。

上でチラッと書きましたが、今回私は偶然ジュリアナ先生のホームページを発見し、直接先生にメールをして申し込みをしました。 先生はすぐにお返事をくださったし、申し込み自体は全然億劫ではなかったのですが、ちょっと大変だったのがレッスン料の支払いでした。

レッスン料65ポンドのうち、前金として35ポンドを申し込みと同時に支払わなければならなかったのですが、クレジットカードはNG…。 そこで、先生に勧めていただいたオンライン決済サービスのPayPalを利用しました。 初めて利用したので少し不安はあったのですが、やってみたら とっても簡単♪ 欧米ではとてもメジャーな決済サービスだそうです。

でも、上に書いたように H.I.S.ロンドンさんでも申し込めるようだったので、皆さんがもし参加なさるならその方がいいと思います。 事前予約後、クレジットカードや直接店舗で支払えると思いますので。



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65ポンドのうち、残りの30ポンドをレッスン当日支払ったのですが、拙著『su・te・ki ソウル雑貨』 でもご紹介した 韓国の「K-paper」という文具メーカーの お金用封筒に入れて渡したところ、物凄く喜ばれました☆
あまりに褒めて下さるので 「何も書いてないので再利用してください」 と言ったら、「もちろん!そのつもりで何に使おうか考えてたの」 ですって♪



最後にもう1つ。

ジュリアナ先生は本当に優しくて気遣いのある方で…。
私がレッスンの数日前に確認のメールをして、「何か持っていくものはありますか?」 と伺ったところ、


Hi, yossy!

Yes, I am looking forward to meeting you on Tuesday.
There is nothing to bring - except your smile!
Have a good journey.

Best wishes,
Giuliana



という返事がすぐに来ました。

「何も持ってきて頂くものはありません。 ・・・あなたの笑顔以外は!


素敵な先生でしょう?016.gif ジュリアナ先生のレッスン、本当にオススメです。



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by yossy_uk | 2012-07-19 00:00 | UK


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