Monterrey 2015, 夫の駐在先・メキシコのモンテレイへ

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シカゴを出発し、ダラスを経由してメキシコ・モンテレイへ向かいました。 今年の5月から夫がモンテレイに駐在しているためです。

モンテレイ (Monterrey) はメキシコ第三の都市でありヌエボ・レオン州の州都。 「近年、工業団地が出来、外資系企業の工場が多く、メキシコの他の都市と少し違った印象がある」とウィキペディアにありますが、まさに夫の会社も工場を建てるためにモンテレイへ進出しました。 日本のトヨタもモンテレイに工場を建てる計画があるのだとか。

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モンテレイはアメリカとの国境に近いということで、メキシコ=麻薬抗争を象徴するような都市でもあります。そんな危険情報を知らなければ とても危険な街とは想像できないほど、パッと見は長閑で美しい土地でした。 人もとても優しかったです。






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5月にモンテレイへ移った夫は、当初は会社の人たちとレジデンスをシェアしていたのですが、夏休みに私が行くことになったため、重い腰を上げて家を借りてくれました。

「会社が出してくれる金額以上の家でもいいから、とにかく安全な地域のセキュリティがしっかりしている家をお願い」としつこく言っていた私に 「心配しないで」と夫。 彼の韓国式「ケンチャナ(大丈夫)マインド」にはいつもハラハラさせられます。。



そして彼が「会社があるビルの喫煙所で知り合ったメキシコ人に紹介してもらった」という家がこちらです。タバコ仲間の縁で家を探すとはあまりに大胆で、一般的な駐在員にあるまじきやり方ですよね…

(因みに、夫の同僚さんたちはちゃんと駐在員御用達の仲介業者を通して高層ビルのレジデンスを借りたそうです。)


この家は住宅街の中にある一軒家。1階部分が駐車場になっていました。 オサレな人たちなら、奥のスペースでバーベキューなどやってしまうのでしょう。

ちなみにモンテレイにある一定レベル以上の住宅は、セキュリティー区域内にありました。この家も、地域全体がガードされており、入り口にはガードマンがいます。(とはいえ、いざともなればすり抜けられそうでしたが…)

ここよりもっと超高級住宅街は、ただのガードではなく高い塀でバーンと覆われていました。高官が住んでいるのだろうと思ったら、夫曰く「マフィアのボスレベルが住んでるんだろう」とのこと… ある意味安全で、ある意味怖いですね。

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ガラスのドア(室内がスケスケでセキュリティー感ゼロ)を開けて階段を上ると、2階部分が完全にオープンスペースのキッチンダイニングになっていました。

とにかくキッチンが立派。 そして広い! 正直、生活感ゼロなモデルルームみたいな家でしたが、ホームパーティーとかするには良い空間だと思います。

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奥の窓側から見た2階部分。 途中でオーナーが「ソファーセットもいる?」 と言って家具を運んで来てくれました。ほんと、私がモンテレイに滞在していた約3週間、夫と話す時間よりオーナーと話す時間の方が長かったような気がします。 (エアコンの故障とか諸々のトラブル続発により…)

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階段を上って3階へ。

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主寝室。 ガラス張りで、美しい緑が見渡せます。 モンテレイは山に囲まれているため、この家も山を少し上ったあたりにありました。

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蛇足ですが、この家のあるエリアの更にずっと山の上には超高級住宅街があり、「メキシコ=貧困」とは全く無縁の世界が広がっていました。どんな国にでも、お金持ちっているんですね…。 海外に行くと感じるのは、丘の上とか山の上というのは超高級エリアが多いということです。

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そしてこちらは主寝室の隣にあるゲストルーム。全体の写真を転送するのを忘れていたので、クローゼットの写真だけ。ゲストルームにもちゃんとバス・トイレが付いていました。

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考えてみたらこの家にはトイレが3つありましたが、海外の家ってトイレの数が多いなと感じます。

私が住んでいる韓国も、決して高級ではないごく一般的なアパート(日本でいうマンション)ですら、ある程度の広さの家だとトイレバスは2つ標準装備されています。


下の写真はメインのトイレ・バス。なんとジェットバスになっているのですが、喜び勇んで入ったら茶色い水が出てきてギョッとしました。。 この家は新築だったのですが (隣に住むメキシコ人オーナー夫妻が駐車場だったスペースに建てたそう)、海外で新築って危険ですね。 韓国でもそういう話は時々聞きますが、新築だとトラブルも次から次へと出てきて大変です。

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私がほれ込んだのが洗濯機&乾燥機。韓国の洗濯機はとにかく時間がかかって、最低でも1時間は必要なのですが、メキシコのは30分かかりませんでした。更に韓国ではあまり無い乾燥機も、タオルがふかふかになって最高!

…と喜んで毎日洗濯していたら、後で夫に「1か月で4万円ほどの電気料金の請求がきた」と言われてビックリ。オーナーから「メキシコは電気料金が高い」とは言われていたのですが、まさかエアコン(ほとんど故障していた)と洗濯機程度でそんなに高額の請求がきてしまうとは思いませんでした。

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上の写真に写っているアイロンやアイロン台もすべてオーナーが準備しておいてくれたもの。食器や家具類、バスタオルなども(最低限のものではありますが)揃っていました。

夫は「荷物は持って行かない」と宣言して、大きなスーツケース1つだけで駐在に行ってしまったのですが、それでもうまい具合に助けられて生きていけるものなんだな…と感心しました。

でも、スーツから何から全部含めてスーツケース1つに入れただけで駐在しに行く駐在員なんて聞いたこと無いですよね… 家族同伴の方の場合などは、コンテナ1つ借りてお引越しするのが普通だというのに。



ゲストルームから見えるお隣の家。とても素敵な玄関です。

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毎日水を撒いている人がいたので、この家の奥様かと思ったら、通いのお手伝いさんでした。後で気付いたのですが、うちのオーナー夫婦も家政婦1人、小間使いさん2人を常備していたようです。

貧富の差が激しい国ってそんなものですね…



下の写真の不思議な2つのダイヤル、何だと思いますか?

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答え、エアコンのスイッチ。

私の滞在中、このエアコンには本当に泣かされまして… いくらスイッチをひねっても涼しい風が出てこないんです。 細かい話はもうしませんが、2度オーナーに頼んで直しに来てもらいました。 私の滞在していた3週間のうち半分はエアコンなし生活でしたが、窓を開けても風は通らないし、暑くて倒れそうになりました。

ジョークみたいな話ですが、エアコンが故障中の時は、ペットボトルを冷凍庫に凍らせておき、寝る時はいくつも抱えて寝ました。 いくら家自体が豪華で素敵であっても、こんな生活は絶対に続けられそうにありません。。



そのうえ、あらかじめ頼んでおいたインターネットの設置も、1週間以上かかりました。何度夫に頼んでも「業者に連絡してるのに来てくれない」という返事ばかりで…

モンテレイはとても一人で出歩けるような場所ではないので、夫がいない時間は完全に家に引きこもりになります。つまり、インターネットが出来なければ世界と断絶されたようなもの。(オーバー?)

最後はオーナーに泣きついて、彼のパワーで業者を呼びましたが、それまでの1週間はスマホの海外データローミングを申し込んでしのぎました。無駄なお金を使ってしまった気分です。



エアコンが無くて蒸し風呂状態の時は、唯一風が流れる階段に座って過ごしました。。↓

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インターネットがつながった後は、PCを階段の下に持って行き、こんな感じで過ごしてました。↓

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今思い出しても、なかなか笑えます。優雅さとは程遠い過ごし方ですね。


モンテレイの思い出の大半が 「エアコンが壊れていたことによる暑さとの闘い」 でしたが… なんだか世間から隔離されたように暮らしていた3週間、本当に色々なことを考えさせられました。

文字通りガランとした家の中で「ミニマリズム」とか「足るを知る」について考えたり、50歳を超えているのにあまりにキュートで魅力的なオーナー夫人からは「女性の生き方とは」を考えさせられたり。

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私にとっては本当に貴重な、かけがえのない3週間となりました。


残念ながら夫はこの家(というかメキシコ)を出ることに決めたようなので、私がここを訪れることはもうありません。


夫に「あのオーナー夫妻に会えないのは本当に悲しい」とメッセージをしたところ、「オーナーも君に会えないのをすごく残念がっていた」と返ってきたのですが、たった3週間の交流とはいえ、このご夫婦との出会いは一生忘れられない宝になったと思います。

出会いはいつも一期一会。

彼らが末永く健康で幸せでありますように…

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早朝の景色。玄関側から山の方を見上げると、このように雲がかかった美しい景色が望めました。


ありがとう。 そして、さようなら、モンテレイ…



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<オマケ>
メキシコ人は本当に肉が大好きです。 特に牛肉はとっても美味!(豚はまぁまぁです。)

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市内のレストランで食べた牛肉のステーキは、私が今までの人生で食べた中で一番おいしかったかもしれません。 メキシコが物価が安いといっても、美味しいお店はそれなりのお値段がするのですが… でも、食べてみる価値は大です。

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こちらは市内のスーパー。 日曜日は宗教的な理由からか、お酒を販売できないそうですので注意。

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メキシコといえばサボテン。 スーパーや市場にはサボテンが売られていました。ツイッターで教えて頂いた情報によれば、サボテンステーキというものもあるそうですね。残念ながら私はサボテンにはトライできなかったのですが、またメキシコに行く時は1度食べてみたいと思います。

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モンテレイについては色々思い出もあるので、もっと色々書こうと思っていたのですが、とりあえず簡単にだけでもUPしてしまうことにしました。

夫が駐在でもしなければ、メキシコ自体も旅行で訪れることは無かったでしょうし、更にモンテレイについては一生行くことは無かったと思います。


私が縁あって韓国で生活していることもそうですが、人生ってどこでどんなことが起こるか分からないな… などなど、色々な御縁に思いを馳せて感謝した今年の夏休みでした。



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by yossy_uk | 2015-10-31 00:00 | Mexico


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