UK2012 part11, まさかの美術館見学30分コース!?

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ロンドンといえば美術館の宝庫。 しかも「無料」のところが大半で、旅行者にも有り難い場所ですよね♪

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今回はヴィクトリア&アルバート博物館、大英博物館、テートブリテンに行ってきました。 どこも素敵なミュージアムで何度足を運んでも感動できる場所ではありますが、既に10回以上は行っている場所ばかりなので正直 あまり長居はしたくありません。(今回は中3日しかない短い旅行ですし。)

そこで編み出された技(?)が、「それぞれ30分コース」 の美術館見学! そんな贅沢な旅行客っているの!?という感じですが、実は結構居ると思うんですよね~ だって、ここにも居るぐらいですから!003.gif 「入場料無料」 なればこそ心置きなく出来ることです。





まずはお馴染みの大英博物館。 大通りからちょっと入るだけでこんなに静かなんだな、という裏通りにあります。 以前ロンドンにプチ留学した時に通った語学学校が割と近くにあったため、授業後にしばしば訪れたりもした場所です。

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大英博物館だけを観るために丸々1週間費やすような方々も大勢いらっしゃるようですが、一緒に行った友達は 「私は有名なものだけいくつか観られればそれでいい」 と言うので助かりました。 ^^; それでは、無難にエジプト、ギリシャあたりの展示室を見ることにいたしましょう。



というわけで、まずは教科書にも必ず出てくるラムセス2世です。 他の像と比べても段違いにハンサム!
(ミーハーな感想で申し訳ありません、、)

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あまりに有名なロゼッタ・ストーン。 なんと紀元前196年のものです。 ロゼッタ・ストーンはトレマイオス5世の碑文が刻まれた石碑で、1799年にエジプト遠征中のナポレオン軍によって発見されました。 私の記憶だと、以前ロゼッタ・ストーンだけ有料の特別室みたいなところに移されたはずなのですが、今回は普通に無料スペースに展示してありました。 手垢が付いたりしないよう、さすがにガラスケースに入っています。

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これは…どちら様だったでしょう? 015.gifし、失礼ですよ!

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大英博物館はまさに 「強奪の歴史」 とも言えます。 古今東西の美術品など約700万点が収蔵されているわけですが、その中には諸外国からの強奪品もかなりの数含まれているそう。 そりゃ入場料を無料にしなきゃ各国からクレームが付きますよね…

古代ギリシャコーナーにあった美女の像。 ひときわ人だかりができていました。

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パルテノン神殿のようですが、これはお墓なのだそうです。 どんな方のものだったのでしょうか…

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そして一番奥の広間に置かれていたこちらは、大英博物館を訪れたら必ず見なければならないものの1つ、パルテノン神殿の破風彫刻です。 紀元前438~432年に作られたもので、パルテノン神殿の建設にて総監督を勤めたとされるペイディアスという著名な建築家・彫刻家の監修の元、作られました。

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イギリスの美術館は展示物そのものだけでなく、それを展示してある建物自体が美術品のような美しさで、そこに居るだけで感性が磨かれるような気がします。 日本の美術館は正直 「真っ白な箱の中にぎゅうぎゅうに絵が掛けられていて面白く無い」、と思う事が多いです。 土地の都合上、仕方ないのかもしれませんが、でも無機質な白い箱部屋でイモを洗うような人ごみの中で絵を見ても疲れてしまうだけで、「なんだかなぁ…」 といつも思うのです。 何て言うか、素晴らしい絵を見ても 「よし、経験値を上げた!」 みたいな… 絵を見た感動よりも、そちらの方が先立ってしまいます。

それでも自分の国にいながらにして世界の有名な作品が見られるのですから、やはり日本という国は恵まれているし、有り難いと思います。 でも、絵画って絵そのものだけじゃなく 「絵に合った額縁に入れる」 ことが凄く重要で、更に 「その絵と額縁に見合った部屋に置く」 ことが重要なのではないでしょうか。 だから、バーン!と立派な絵が真っ白で面白く無い壁に掛けられているのを見ると、「何のために高いお金を払って何十分も並んで見に来ちゃったんだろう」 とガッカリしてしまうのです。

もちろん、皆が皆、世界の色んな国へ行って現地で絵を見られるわけではありませんから、美術展も必要だと思います。 でもこんな言い訳がましいフォローを入れずに率直な意見を言われてもらうと、やっぱり私は日本の美術館で開催される特別展というのは好きになれません。 過去に心の底から感動したのは、横浜美術館で見た東山魁夷展と、どこかの美術館で見たジミー大西展ぐらいです。 って、どちらも日本の画家さんですね…

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さて。 博物館を出たところで、スペイン系の女の子に 「英語は出来ますか?」 と声をかけられました。 聞くと、自分の弟が誕生日だから、世界各国の人からお祝いメッセージが欲しい、とのこと。 彼女のデジカメに向かって 「ハッピーバースデー、パオロ!(←名前はうろ覚え…)」 と言って欲しいというので、満面の笑顔で 「ハッピーバースデー、パオロ!」 と言った後、フリフリと手を振っておいたら大喜びしてもらえました。

あ、でも日本語でも 「お誕生日おめでとうー!」 と付け加えておけばよかったな…

友達が言うには、こういう風に色んな人からコメントが入ったビデオレターみたいなのって若者の間で結構流行っているらしいです。 誕生日とか結婚式とか。 確かに、世界の色んな国の人からメッセージが入っていたら嬉しいですよね!^^



大英博物館を出てしばらく歩いたところに、非常~に怪しげなお好み焼き屋さん?がありました。 ジーッと見ていたら中からイギリス人の店員さんが出てきて、「オイシーヨ」 ですって。。 うーむ…

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別の日、テートブリテンにも行きました。 こちらもミュージカルを観る前の隙間時間に行ったため、文字通りジャスト30分コースでの見学とあいなりました。 慌しい~! でもテートブリテンで私が見たいのは 「ターナー」 の部屋だけなので十分です。

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テートブリテンはロンドンの中心部からは少し離れているので行くのが少々面倒ではありますが (しかも周囲に何も無い)、それでも行く価値は十分ある美術館です。

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お昼を食べていなかったので、「腹が減っては戦ができぬ」 と、まずは腹ごしらえ。 美術館の近くにもちょっと食事が出来そうなパブがいくつかありましたが、時間も無かったので美術館内のカフェテリアで食べました。 ここのカフェテリア、「もしかして社員食堂に紛れ込んじゃった?」 というようなカジュアルさがなんとも言えないのです!

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寒い日だったので、スープには救われました。 朝食をしっかり食べているので、ランチはこんな感じで十分。

お腹が満たされたところで、足早に美術館見学開始。

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私は昔、絵を習っていたことがあるのですが、いわゆるオーソドックスでベーシックな絵を美しく描く実力が無かったことから、あえてモダンアート風の作品を描いていたんです。 それだと結構ごまかしがきくので…。

そういった自分の経験もあり、大変失礼ながらモダンアートに対しては全体的に評価が低くなってしまうのですが (←石が飛んできますよ!)、ここにあったいくつかの作品は素直に素晴らしいと思えました。

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下はサージェントの作品で、「カーネーション、ユリ、ユリ、バラ」。 もうそのまんまのタイトルです。 ハッとするような花々の色彩と可愛らしい子どもたち、という、見ているだけで何とも心が洗われるようなテーマの素晴らしい作品です。

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そしてこちらがイギリス・ロマン主義の大画家、ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(Joseph Mallord William Turner)の作品ばかりを集めた部屋、「ターナーコレクション」 です。 彼は西洋絵画史における最初の本格的な風景画家の1人でもあります。

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私が 「ターナー」 の名前をはじめて知ったのは、確か中学生の時。 当時学校で使用していた 「progress in English」 というイエズス会が出している英語教材の長文読解の中に、彼の作品について書いてあるものがあったんです。

当時私はこの 「progress」 という教科書のせいで英語が嫌いでしたけど ^^; アメリカやイギリスの文化が深く書かれている点については子供心に非常に興味を引かれたものでした。 その長文の中でターナーは 「光と影の画家」 と称されており、「光と影を操って絵を描けるなんて、どんな絵なのだろう…」 とずっと気になり続けていたのです。

そして私が初めて渡英した1997年、ついにターナーの絵と対面することに! (オーバー?) 下の絵は、美術の教科書などにも必ず載っている 「ノラム城、日の出」 です。 ターナーの中で、一番好きな作品です。

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これは北イングランドのトゥイード河畔近くにあるノラム城を描いたもの。 ターナーは何度もノラム城をテーマに描いているそうなのですが、上の 「ノラム城、日の出」 は未完の作品と言われているそうです。 これで未完だなんて… 画風もあるかもしれませんが、私はこれで十分、いや、これが美しいと思いました。


近くで見ると全体的にボーっとして分かり辛い絵も、少し離れるとくっきり見えてくるから不思議です。 それでいて、部分的に結構細かく描いてある絵もあったりして、その違いや筆遣いを見るだけでも本当に楽しめます。 私のような素人が言うのだから、本当!

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こんなに素晴らしい名画を、ほぼ独り占め状態で見られるなんて、夢のようですよね…

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もちろん、写真を撮ってもOKですし、座ってスケッチしてもノープロブレムです。 子供の頃からこういう環境に身を置いていたら、そりゃ嫌でもセンスが磨かれるだろうな…なんて事を考えながら歩きました。

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駆け足で見て周った美術館でしたが、それでも十分堪能する事が出来ました。 ロンドンの美術館は初めて訪れたという友達も、「これで十分」 と大満足してましたよ♪ さほど美術館に興味が無い人ならば、無理してあれこれ見て周るよりも、短時間でポイントだけ絞った見方をした方がずっと楽しめるのではないかと思います。


ところで、無料の美術館といえば、私が暮らしているソウルにある「中央博物館」も本当に素晴らしい場所なんですよ。 ソウル旅行をされる方には知名度が低いようで非常に残念ですが、ぜひソウルにいらっしゃる際は行ってみてください。 これを書いていたら、私もまた行きたくなってきました!


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by yossy_uk | 2012-02-27 00:00 | UK


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