UK2009 part16, BBCプロムズ@ロイヤルアルバートホール

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今まで 「ぜひ行ってみたいな」 と思いながらも何となくタイミングを逸して行けていなかったところ、それが毎年7月から9月にかけてロイヤル・アルバートホールで催される BBC PROMS です。

PROMS(プロムス) というイベントについてはウィキペディアのページで詳しく解説されているので興味がある方はぜひ参照していただきたいのですが、ちょっとだけ簡単に説明すると、PROMSというのは「プロムナードコンサート」 の略で、その名の通り誰でも気軽に参加できるコンサートのこと。 なんと100年以上もの歴史があるそうですよ~

チケットも普通のコンサートに比べて格段に安いのですが、特に特筆すべきなのが5ポンドで買える立見席。 ロイヤルアルバートホールは円形劇場なのですが、その中央部分(アリーナ席)が立見ゾーンになっていて、音大の学生などが毎夜詰めかけるそうです。

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私は今回も 「ミュージカルを色々観たいし、時間的に無理かな」 と思っていたのですが、音楽好きなホストマザーがわざわざ私の部屋にPROMSのパンフレットを持ってきてくれたので、私のような素人でも楽しめそうな曲目の日を選んで行ってきました。






以下、私のためのノートです。

Prom 28: BBC Philharmonic
・Stravinsky Scènes de ballet (15 mins)
・Mozart Bassoon Concerto in B flat major, K191 (18 mins)
・Mahler Symphony No.6 in A minor (85 mins)

Karen Geoghegan bassoon
BBC Philharmonic
Gianandrea Noseda conductor

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ロイヤルアルバートホールはサウスケンジントンの駅からちょっと歩いた場所にあるのですが、周囲は驚くほど閑静で綺麗な場所なんです。 ヴィクトリア&アルバート美術館などの美術館群もすぐ近くだし、芸術大学や広くて美しい公園も近くにあり、音楽を楽しむには最高の立地といえるでしょう。

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数日前にチケットを買いに行った時、楽屋入りする団員の人達を見かけました。 ↓

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あぁっ! マイケル・ボールのポスターが! 私もこちらのコンサートの方に行きたかった~>< 彼はミュージカル界では非常に有名な人で、オペラ座の怪人(ロンドンオリジナルキャスト版) のCDでは確かラウル役を演じていたと思います。

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非常に大きな円形劇場のため、出入口もぐるりと沢山付いています。

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5ポンド(800円ちょっと)の立見席当日券はこちらで並んで買います。 ↓
人気のある演目の日だと、長蛇の列ができるのだとか。

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左後ろの素晴らしい建物は、音楽のアカデミーです。 芸術を学ぶ人にとっては最高の環境。 ↓

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そしてコンサート当日。 ドキドキしながらホールの中へ。

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私の写真で上手く伝わるか分かりませんが、今まで色々行った劇場・ホールの中でもここはピカイチでした。 まずは 「広い」、そして広いだけじゃなく格調が高く、荘厳で美しい・・・ とにかく息をのむ程素晴らしかったです。 クラシック音楽のことはよく分からない私は、とにかくこの場に来られただけでも十分満足したのでした。

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でもここは 「PROMS」、カジュアルに気軽に楽しむコンサートということで、観客の皆さんはとてもラフな服装で来ていました。 特にアリーナ立見席の人達は途中で床にしゃがみ込んだりすることを見越してかジーンズの方が多かったです。

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ちなみに私は真ん中ぐらいの料金(26ポンド=4500円ぐらい?) の席を取ったのですが、なんと前から4列目の席、しかもそんなにひどく脇の席でも無く、非常に見やすくて感動しました。 そうそう、ロイヤルアルバートホールは円形劇場のため、なんと座席がグルッと360度回転するようになっており、上演中は自分の好きな方向にイスを回して観ることも可能なんです。

   ↓ 休憩時間に床に座って休憩している アリーナ立見席の観客のみなさん。

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↓ 休憩時間が終わる頃になると、また立ち上がり始めます。 2幕は85分間立ちっぱなし・・・お疲れ様です。。

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メインのマーラーは85分間だったのですが、思ったよりずっと短く感じられました。 音楽そのものの良さ、オーケストラの質の高さはもちろんのことながら、恐らく会場の雰囲気全体がとてもよかったので全く飽きずに楽しめたのだろうと思います。 まさに 「プロムス」 の名の通り。

こんな風に超一流の芸術を気軽な値段と雰囲気で楽しめるイギリスの人達が羨ましい、と心の底から思いました。

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「夏の8週間にこんなに素敵な文化芸術の祭典が行われるなんて、さすが教養の高い国だな。日本はこういう芸術部門については まだまだ特定の人しか楽しまない傾向があるもんなぁ。そもそも日本じゃチケットでも何でもあまりに値段が高いからどうしても敷居が高くなって、特別なものという扱いになってしまうのも仕方ないことなのかもしれない・・・」

そんなことを考えていた私でしたが、ふと 「いや、日本にも素晴らしい 『祭』 という夏の祭典があるじゃないか」 と思いつきました。 よく韓国の学生たちに、「日本は素晴らしい祭文化があって羨ましい」 と言われるのですが、彼らからそれを指摘されるまで、恥ずかしながら自分の国の祭がかなり特別なものであることを意識したことがありませんでした。 でも確かに日本の祭はとても独特で、素晴らしい文化伝承の1つなんですよね。

イギリス人がBBC PROMSを毎夏心待ちにしているように、日本人も各地の夏祭りを楽しみにして文化・伝統を伝承していっている・・・形とタイプは違うけれど、同じように素晴らしいことじゃないか・・・なんて無理やり? いえ、そんなことは無いと言って~ ^^;


外国に住んだり旅行したりすると、なぜか普段以上に自分の国のことを色々思うものです。
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by yossy_uk | 2009-08-05 00:00 | UK


yossyの海外専用ブログ。2007~2017年までソウル、2017年春~バンコク在住。気ままに更新しています。


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