UK2010 day5、ステイ先のお庭でディナー

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ステイ先に戻ると、「学生達が夕飯はいらないって言うから、今日は3人だけでディナーだよ」 とホストファーザーのノエル。 学生が居ない時は夫婦2人で庭に出て食事をするのだそう。 自分達が育てた花を見ながら食事をするなんて・・・これぞイギリス!

このお宅はテムズ川の南側にあり、お庭のすぐ先に川が見えます。 駅から家に向かう途中に 「さぁ、ここで思う存分川を見てください!」 といわんばかりのベンチが置いてあるので、この日わたしも夕飯前の1時間ぐらい一人でボーっと川を眺めて過ごしました。 私のすぐ近くでは、くりくり天然パーマヘアが可愛らしい3歳ぐらいの男の子と、ナニーと思われる女性が楽しそうに遊んでいました。 あー、のどかだなぁ。

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決して料理の手伝いはさせてくれないノエルとマリージョー。 仕方ないので、テーブルセッティングをします。 ディナー時にキャンドル、はヨーロッパの家庭では当たり前!





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「このサーモンは高級品だから、学生が居るときは出さないの!」 とマリージョー。 汗
でも私、去年学生としてここにステイした時にもこのメニューを出された記憶があります。 そう言ったら、「そんなハズ無いわ!」 だって・・・。^^; このサーモンにサワークリームを乗せて食べるのが 「通」 なんだそうで、「この食べ方を考え出した人は天才よ!」 と自画自賛していました。 確かに、と~っても美味しい♪

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赤タマネギの千切りだけは私が担当。 最初、ノエルがやったのだけど、間違えてみじん切りにしてしまってマリージョーに 「こんな切り方をするなんて信じられない!」 と大目玉を食らっていたので、私が代わりにやりました。 「yossy、どう思う? こんな切り方! 馬鹿な人のやることでしょう!」 と同意を求められてタジタジの私・・・。 「えっと、みじん切りが美味しい料理もあるし、千切りの方がいい料理もあるし・・・」 と曖昧な返事をしたら、「そうじゃなくて! この料理の場合!」 と怒られました。 ひー ^^; 不憫、ノエル・・・

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歩くたびに 「ひー、ひー」 と肺から音が聞こえて心配になってしまうノエル・・・ ほんと、いつまでも元気でいて欲しい!! しょっちゅうチクチク言い争いもしているけれど、このお二人は本当に良いカップルだと思います。 二人揃って80歳、90歳まで仲良くここで暮らし続けて欲しい、心からそう思いました。

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川沿いのこの素晴らしい家をキープするため、マリージョーは子育てが終わって45歳になった時に再就職したのだそうです。 45歳で再就職!(正社員です)  自分の家族と同じように家を愛している二人。 だからなのかな、この家に居るとどこか懐かしい温かさと深い愛情を感じるのは・・・

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仏頂面のノエル・・・いえいえ、普段はもっとにこやかです!
「さあ、yossy、私に 『サツマ・レボリューション』 について語っておくれ!」 と彼。
さ、さつまれぼりゅーしょん??

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そんな質問されたって困るわっ、私、高校生の時 「世界史」 選択だったのに! ・・・なんて言い訳が出来るわけもなく。 そもそも 「革命」 って日本の歴史上起こったことってありましたっけ・・・? 明治維新を革命とみなすか否か、素人の私には全くもって分かりません。 ああ、せめてNHKの龍馬伝でもちゃんと観ていればよかった!

「さつまれぼりゅーしょんってなんじゃらほい?」 と しどろもどろになりながら、「そもそも 『薩摩』 というのは昔の地名で・・・」 なんてところから話し始めたら、予想外に 「それは知らなかった!!」 と驚愕の表情のノエル。 え、そんなことで驚いてくれるんですか?! 「ほら、東京だって昔は江戸といったでしょう? 江戸時代、の江戸・・・」 と付け加えたら何故か大喜び。 ほっ、ごまかせた! 015.gif 日本史もっと勉強しときなさいよ・・・

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そしてお次はマリージョー。 あなたの仕事は語学教師なのね、というので 「それも私の仕事の一部だけれど、それだけではなく・・・」 という話から 「language (ランゲージ=言葉、言語)」 と 「linguistics (リングィスティックス=言語学)」 の違いの話になりました。 私が大学院でlinguisticsで学位を取ったこと、今の仕事では学生に日本語を教えてもいるけれど 自分の研究テーマで学会発表をしたり論文を書いたり、テキストを作ったり、その他、公的な仕事もしたり色々あるのだ、と説明しても全くわかってもらえませんでした。 大学で働いてるって言ってるのに、「何言ってるの、ランゲージスクールでしょ」 と何度も言われたし。(そんな嘘つく必要がどこにある?)

もう面倒なので、「マリージョーはお歳だし、仕方ないか」 と思ってそれ以上何も言わず黙っていたのですが、帰宅して途中から輪に加わった19歳のウクライナ人学生ユリアちゃんが私の代わりに 「だから、言語学というのは言語とは違うんですっ」 と力説しはじめました。 ユリア、頑張れー 024.gif ←他人事

「私には何の話かさっぱり分からないわ。 language も linguisticsも一緒よ!」 とキレ気味のマリージョー。 そして黙っていた私の方を見て、「あらyossy、もう私達の話には付いてこられない様子ね!」 と言うので、「・・・分かりました、それじゃ私に最後まで説明させてください」 と前置きをしてから説明を開始。

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「例えば、シェイクスピア研究といっても文学的方面からのアプローチ、歴史的方面からのアプローチなど色々あると思いますけど、彼の言葉を取り上げて研究するのが言語学なんです。 例えば、シェイクスピアはたくさんの造語を残しましたよね。 『真夏の世の夢』 で彼は妖精パックの素早い様子を "quicksilver" と表現しましたけど、あれは彼が作った複合形容詞です。(←間違ってたらゴメンナサイ。ウロ覚えなもので。) 同じように、シェイクスピアが作った複合語にはどんなものがあるのか、組み合わせに規則性はあるのか、なんてことを研究するのが言語学の仕事なんです。 languageとlinguisticsは、似ているけれど別物なんですよ。 今のは英語学(English linguistics) の話ですけど、日本語学(Japanese linguistics) も別の題材で似たようなことをやっているんです」

・・・と言ったら、初めて、「やっと分かったわ」 と納得してくれました。

それはともかく、イギリスの大学では 例えば 「アラビア語学科」 に入学する場合、大学に入って1からアラビア語を学ぶなんてことはありえないのだそうです。(本当・・・?大学によるんじゃ・・・?) 学生は入学前にある程度のアラビア語能力を身に付けてからじゃないと、入学試験にパス出来ないのだそう。 だからきっとマリージョーも 「大学で日本語を教えるですって? それってランゲージスクールでやるべきことでしょ」 とという思い込みから、なかなか話を理解してもらえなかったのだと思います。 途中から色んな話がごちゃごちゃに混ざって、ますます分かりにくくなりました。 書いてる私も混乱してきました、とほほ。


こんな感じで、熱く(?)夜が更けていったのでした。 あー疲れた。 私、自分がやってることを人に上手く説明するのが苦手だから・・・。

イギリス旅行記、もうちょっとだけ続きます。
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by yossy_uk | 2010-07-31 00:00 | UK


yossyの海外専用ブログ。2007~2017年までソウル、2017年春~バンコク在住。気ままに更新しています。


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